結婚前なのにテンション下がっちゃってる男その4。~破滅的センスでお誕生会を自爆テロ・後編~




前回のから。そのまま続けます。


完全にアウェー感漂ってきちゃってる店内。

気付け!大木!

しかしいっぱいいっぱいの中、
柄にもなく頑張っているだろう暗幕かぶり系
男子の大木さんに、周りなど正確に見える
はずなく。

ほんとにねー。

不思議ですよ。

こんな空気になっているのに何故気付かないで
いられる???と。

酔ってるから余計かな?

でも本当に、しつこいようだけど、
暗幕かぶったことで、他者の鏡をろくに
見ずにきた大木さんは、

この空気、他者(特に女性)の感情にまるで
気付かないんです。

 

多分ね、

あれ?ちょっとすべってるかな?
期待した感じにはなってないなぁ。

くらいは感じ取ってますよ。多分ね。

だけど、

やばい!今の発言は失敗だ!
誤解されたっぽいな、イライラしてる。

とか、

具体的な感情の機微と申しましょうか…
そーゆーのは全く読み取れないと思われる。

 

まぁ私も偉そうな事言えないけどさ。

私は少人数ならわりと見ているような気でいるけど、
多人数、組織や団体の空気を感じ取る、なんて
いうのはてんで苦手だ。

例えば『社員全体』の士気、とかさぁ。

どうしても個々を見てしまう。

この人は何色、あの人は何色、てのが解った
としても、

じゃあ社員全色を混ぜた色は?何色か見える
かい?
なんて言われたとしても、

見えない。

だって、個々でそれぞれ十人十色じゃん!
もっと言っちゃえば個である1人の中だけで
何色もの色があるだろう。

いくら、仕事への士気の部分だけだって!
とか言われても、
それを100人分混ぜた色、なんてさっぱり
わからないよ。

 

つまりは、

すご~~~く、

私は『視界が狭い』のだろうね。

だろうね。とか言ってねーで、自覚してんなら
精進しろよっ!って話だけど。

いけないいけない。

大木さんの話に戻そう。

 

さて、

 

やっと面白くもない文句パフォーマンスを
やめて、ロウソクの火を吹き消した大木氏。

おめでとーございまーす

一応拍手は起きるものの、大木さんの超余計
なパフォーマンスのせいで、
ちょっとイラついたような、冷めた空気に
なっちゃった店内。

まぁ火を消したらお約束の流れなので、

とりあえず用意したし、さっさとプレゼント
渡してしまおう、てことで。

まずは隣にいた私がプレゼントを渡した。

 

「これねー。歯ブラシなんだけど、職人の
手作りの高級歯ブラシなんですってー。」

たしか『職人の手作業で一本一本丁寧に作ら
れた極上歯ブラシ』みたいな謳い文句の品
だった。

「おおー!これは良いね!!これは嬉しい!!」

相変わらず変に高いテンションで、
一応喜びの歓声をあげてくれた大木氏。

だけど何故だかこの反応にすら、
うっすらとイラつきを覚えている、
心の小っちゃすぎる櫻氏。(わたし)

「へ~面白いもの見つけてきたのねぇ
綾乃ちゃん」

「そーなんですよ~」

ママや他のお客さんも興味を示してくれた
おかげで、
一応の盛り上がりを見せていたその時、

 

「あ~!でも違う使い方しちゃうかも
しれないなぁ~っ」

歯ブラシを両手で握り、にやにやしながら
言う大木氏。

 

は…?

何言ってんだこいつ、状態。

「え…、違う使い方って何…?
何が言いたいわけ」

もはや隠す気ゼロの不快感で、険しい顔で
ドン引きして言う杏ちゃん。

まさかの、、、

下ネタかよ…。

いや、下ネタがダメなわけじゃない。
飲み屋で下ネタなんて全くもって珍しいモノ
じゃない。

じゃあ何だ!

何でここまで、怒りにも近い嫌悪感を覚えて
んだ私は!?

下ネタは非常に発する人間を選ぶ。

「マジでやめて」

マジトーンでそれしか言わない私。

 

「はい大木さん。私から」

次に杏ちゃんが、プレゼントを渡した。
大木さんが開けると、中身はベルトだった。

「あ!嬉しい!すごい!これはホント嬉しい!」

これはってなんだよ。

喧嘩売ってるんかい。

「今んとこはこれ!これが1番だな!」

ん?

「杏ちゃんのベルトの方が勝ちかな!
今んとこ!これが1番かな!」

え……?

ちょっと待って

コイツ何言ってんの…?

「はあ……、そうですか」

それしか言えねえよ。

 

見ると私以上に、
ドン引きでフリーズしたようになって無言で
大木さんを見ている杏ちゃん。

他の人も誰もツッコまない。

っていうか、冗談のつもりなのか本気で言っ
ているのか、まったく判らない。

 

まぁ今になって考察するのなら、

ベルトの方が気に入った、という気持ちは
おそらく本当だったのではないだろうか。

そしてそれを、
『あえて口に出す、というギャグ。』
って感じだったのではないかと思う。

 

まぁどのみち失礼だし全く笑えないでしょ。

本当に破滅的なセンスの悪さだ。

 

そしてさらに恐ろしいことに、
ここまで来てもまだ、周りが引いていることに
気付いていないのである。大木氏は。

いや、、違うかな。

もはや諦めたのかもしれない。

いくら大木さんだって、あんだけ露わな顔
されたら多少は感じたはずだ。

以前書いたことがあったが、
大木さんは人の輪での立ち振る舞いが不得意
であるという「自覚」はある。

アルコールガソリン満タンで、意気込んで
来たものの、やはり期待した反応は得られず。
シナリオ通りにはいかず。

だけどもう引き返せない!

どう思われたっていいや!

途中から完全に、つま先まで暗幕をぴっちり
かぶり、
鏡にも他者が一切映らないようにしたのでは
ないだろうか。

ただ今より守備力重視の作戦に変更します!!

鈍感力!!レベルMAX!!

スイッチオン!!!!

 

みたいな。

 

「はい、大木さん」

 

そして最後、ママがプレゼント渡した。

人格者といっても過言でない、超大人のママ
ですら、笑顔はなく、あっさりとした渡し方
だった。

「お!!なんだろ!」

ママからはゴルフブランドのポロシャツだった。

「おぉ!いいね!あっ、」

「…XLかぁっ。ちょっとおっきい
なぁ!サイズが!」

 

「……」

もはやノーコメントの私たち。

正確にはXLだったか3Lだったか忘れたが、

180近い身長だが、細身の大木氏。

小さいよりは、と、ママはそのサイズにした
のだろう。

「あ~っ、大きいなぁっ、XLだと~」

もらった直後にしゃあしゃあとその言い草は、
一言でも無遠慮で図々しい印象を受けるのに、

二度三度と言っている大木氏。

ドン引きに呆れが混じったような気分で、
無言でいる私たち。

「あら大きい?」
しつこいのでやっとママがそれだけ言うが、
すぐに目をそらし違う作業に移った。

「交換できるか訊いてみるわ」とは言わず。

普段のすみれママだったら、絶対言ったと
思うのだけど。

 


 

とまぁ、

とりあえず、

以上が大木さんが
最大のセンスの悪さを見せた、
『破滅的お誕生会』の全容である。

プレゼントを渡し終えたところで
「お誕生祝い業務は終わりました」と言わん
ばかりに、普段のすみれの夜に戻っていった
と思う。

正直大木さんの言動の印象が強すぎて、
この後の記憶はないに等しい。

しかし改めて!

ひどかったなーー。大木さん。

もうホント、全部ダメダメではあるが、

分かりやすく、「ダメだよねあの人」と
ツッコまれる、

決定的な『ダメポイント』があったのだが、

お気付きだろうか?

そんな事をふまえつつ、次回に続きます。

ホントひどいセンスの大木さんだけど、

お忘れかもしれないがこの数年後、
こんな彼が「彼女」をゲットするんですよ!?

そんで婚約までするんですよ!!?

なんかもはや大木さんという1人の男性の
成長(?)までの記録みたいになってる(笑)

 

でもこうして書いてみてやっと、私も気付く
ことが出来た部分も多い。

今はしみじみと、少し感動すら覚えているよ。

人は本当に変わろうとするとき、
痛み無くしては変われない。

このヒドイ日々は、今になって振り返れば、
大木さんが変わりたいと願い、現実がそれに
追い付いてくるまでに生じる『過程の痛み』
だったんだね。

「なに言ってんだコイツ、急に」
って思われてるかな。(笑)

「現状を変えたい」という気持ちを持つ人に
とってはとても面白い話であるんだけど、

ちゃんとお話しすると心理学など絡んでまた
ながくなるので笑、
近いうちまたゆっくりお話ししますね。

それでは次回!
「破滅的お誕生会とその後を語る」

さくらあやのでした。

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2件のコメント

  • マエダ

    めちゃくちゃ面白い‼️ 人の書いた文章で、こんなに笑ったの本当に久しぶりです️✨なんか元気出ました

    • sakuraya

      こんな古い記事読んでくださりありがとうございます!(*´Д`)
      オハズカシイ…笑

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