結婚前なのにテンション下がっちゃってる男。その7~女神降臨~




それは大木さんにとって運命の出逢いだったろう。

その日大木さんがすみれに来ると、見知らぬ
女性が1人いた。

 

それが、由紀さん。

 

彼女はママの親戚の娘で、数年前に離婚して
実家に帰ってきたという。

すみれに遊びに来たのはその日が初めて。

 

私は友人の聖花さんとたまたまその場に
居合わせたのだが、一部始終を見ていたわけ
じゃなくて、

ふ、と見ると、

大木さんが由紀さんの手を取っていた。

テンション高く、
「一目惚れしちゃったなっ」
なーんて言ってる。

 

うえぇ~~~~。

完全に酔っ払ってるぅー。

めんどくさい時の大木さんになっとるぅ!

由紀さん、、気の毒に。。。

 

しかし由紀さんはニコニコと笑っていた。

「連絡先教えてよ!」

うわっっ!

連絡先まで聞いとる!

まったく大木めぇーーーっ

調子に乗っちゃってっ!

逃げてーーーー!由紀さん!

 

おまえは何様だ、っつー話だが、
当時のわたしの素直な感想よ。

ニコニコしている由紀さんだけど、きっと
内心は相手にしていないのでしょう。

でも、すごーく良い人で
(私と違って!!)
大人だから、
嫌な顔を見せたりしないのね。

そう思って見ていたわけ。

 

「LINEでいいですか?」

「イヤならイヤって言って良いのよ?
由紀ちゃん!」
にこにこと冗談っぽくも、ママが助け舟
出したが、

「いえいえ!」

ニコニコしながら、由紀さんは大木さんと
連絡先を交換していた。

 

あら~~。

すんなり教えちゃったよ由紀さん。

彼女の不快アンテナ、大木さんに反応しな
かったわけ??

鈍感なのかしら??由紀さんて。

 

う~~~ん!!!

どんだけ根性悪いんだお前はーーーーっっ!!

 

と自分自身にツッコまずにはいられないけど、

でもまぁ正直、当時はこんな気持ちで見て
いたよね、うん。ごめんあそばせ。

 

まあ結論から言って、由紀さんはちっとも
大木さんに不快感を感じてはいなくて、
この日を境に、2人はメル友のような関係と
なった。

 

しかーし、

長いことかけて書き綴ってきました、
大木さんの人物像、周囲の評価は
まぎれもない事実、ノンフィクションで
ございまして。

つまりはこの後
何が起きたかというと、

 

女性陣による由紀さんへの、

大木さんのネガキャンの嵐。。!!!
(おーまいがっ!)

 

可哀想な大木さん…。

でもね、、これは仕方ないことだわ…

だってこれは完全に、由紀さんのことを
思えばこその善意だもの…!

嘘ひとつなく…
事実を伝えたまでだもの…!!

 

そう!

何を隠そう!!

 

ネガティブキャンペーンの代表選手の1人は!
この私でしたわよっ!!!!
わっはっはーーー!!!(どーーーん!!!)

 

……

だってねぇ、言わせてもらえるなら、

今でこそ、

 

はっはーん!

大木さんてばっ、暗幕かぶり系男子だったのね!
だから経験値集めレベル上げ活動避けて
来ちゃったわけね!

ふ~むっ、
センスが磨かれてないのは
そのせいだったのか…

どうして暗幕かぶり系男子になっちゃったの
かは分からないけど…、

たぶん大木さんは大木さんで、何か辛い思い
いっぱいしたのよね~。。。きっと。

 

反省っ!!

わたしっ、あなたの表面しか見ずに毛嫌い
しちゃってたっ!

浅くて狭~い女だったわ!

わたしっっ、人としてもっと…っっ

でっかくなりたいっっっ!!!

 

 

……

なーんて思いも、、、

あるとか、無いとか。

 

いや、あるって!ほんとに。
一応!

 

 

さて、、ふざけたノリはこのくらいにして、
つまりですね、

当時はこんなに大木さんについて深く考える
って事していなかったから、

本気で

「他人の気持ちが分からない、イヤな男」
って認識だったの。

 

くらべて由紀さんは、
飾り気がなくサバサバしていて、
いつもニコニコと相手の話を聞いてくれて、

加えてママの親戚であるという親近感も
手伝って、

出会って間もないとはいえ、みんな
由紀さんへの好感度は高かった。

 

そんな由紀さんには、、、

幸せになってもらいたいじゃないか、と。

良い人と結ばれてほしいじゃないか!と。

 

『あ~んな人の心が分からない、感謝も知らん
男』じゃもったいない!!

とね!!(笑)

 

そんな、私含め女性陣の由紀さんへの善意の
気持ちから発生した、ネガキャンだったのです。

まぁネガキャンていうと言葉わるいな。

「ネガティブキャンペーン」て言葉が面白い
気がして、使いたかっただけなんだけど笑

 

ようは、
べつに無理矢理下げようとしたわけじゃなく、
今までの事実(主観的な感想を含むが)を、
バラしていった、ってわけです。{ごめんあそばせ!大木氏!!)

 

だけどね、

由紀さんて凄いんですよ。

 

何が凄いかっていうと、

そもそも、
私たちだって、最初から全く遠慮なく
大木さんのことバラしまくったわけじゃ
なかったんですけどね、一応。

だって、
自分が好意的に思ってる人のこと悪く言われ
たら、いい気はしないよな普通、、と思うし、

人の恋路を邪魔するような事するのは、野暮
ってやつかしらん、

とか、思っちゃうわけで。

 

だから最初は
「大木さんとはどう?連絡とってるの?」
なんつって探りをいれるとこから始まり(笑)、

だんだん、ぽつりぽつりと、

「へ~、意外。だってほら…大木さんて
あの時ー…。」
「ーそうそう。そういうとこあるよね。
由紀ちゃんにはそーゆー面見せてないの?」

なんつー感じでっ、

みんな「野暮かも…」って負い目があるから、

由紀さんの反応や、無意識に空気探りつつ、、、
始まるわけですよ!

 

しかしこうして引いて見ると何だか滑稽ね(笑)

この、まわりくどいほどの空気の読みっぷりと、
足並みの揃えっぷり。

ここが変だよ日本人、的な?

 

 

まぁそれはいいとして、
こんな具合で、みんな大木さんについて少しずつ
バラしていったわけなんだけど。

 

でもね、

由紀さん、ちっともイヤな顔しないの。

 

否定や、大木さんをフォローをするわけでも
なく、

ほんとに可笑しそうに笑いながら、
「あー!それはムカつきますねー!!」

なんっつって聞いてるわけ。

 

決して「大木さんへの関心が、実はそれほど
無いから」、とかではないんだよ?

 

すごくない?
私はすごいと思うんだけど。

 

由紀さんがイヤな顔1つせず、むしろ
可笑しそうに聞いてくれるもんだから、
こっちも遠慮がどんどん外れちゃって

私なんて例のお誕生会のくだり
わりと詳細にチクっちゃったわ!!笑{ごめんてば大木さん!!)

 

だけど、由紀さんの大木さんへの評価は
揺らぐことはなかった。

 

いや、もちろん、私たちに見せない範囲、
レベルでの揺らぎはあったのかもしれない
けれど。

 

だけど彼女は、
自分の目で見て感じたことを何より大切に
して、

冷静に大木さんという男性を評価していったの。

私たちの話を無視していたわけでもない。

自分の見たもの優先順位的に上だから、

まず先に自分が思う、自分にとっての大木
さんという人物がある。

 

その次で
「ではみんなが言っていた出来事、現場では、
彼がなぜ、そんな振る舞いをしたのか?

なぜ結果としてそんな言動になったのか?」

という風に考えることが出来たわけ。

 

つまり、先入観に支配されることが全く
なかったってこと。

 

深く知っている人物の場合なら分かるよね。
先に自分にとっての○○さん』があって当たり前だし、
その思いの優先順位の方が上なことも、当然だ。

「分かってないなぁ。あの人は本当はこういう
人間なのに」
と、スルーすることも出来る。

 

しかし出会って間もない頃から3,4か月頃までの
やり取り(ネガキャン)である。
(由紀さんがお店に来ると、3回のうち2回は開催
されていたかもしれない笑)

その上自分よりずいぶん前から彼を知っている
多くの人が、暗に
「やめたほうが良いんじゃない?」
と言わんばかりに伝えてくる状況で、だ。

 

この状況で、先入観を受けることなく、
懐疑心をおくびにも出さず、自分の目を信じ
大木さんを理解し、受け入れたわけである。

 

すっげーよ!由紀さん!

なんて冷静で真っ直ぐ意志の強い女性だろう。

 

のちに由紀さんと話した時、

「私も人見知りで人付き合いが苦手。そういう
ところは彼と似ているから、分かり合える部分
があるのかも」
と言っていた。

由紀さんが人見知りだ、という印象は当初は
なかったけど。

知り合ってしばらく経った今は、

サバサバした物言いは、彼女の本来の気質、
真っ直ぐな芯の強さであり、

ニコニコと相手の発したモノを受け入れて
くれる様子は、

「本当は人見知り」だという由紀さんにとっての
『処世術』なのかな、と今は思っている。

その証拠に、元々長い付き合いの相手や、
関係が深くなった現在の大木氏に対しては、

バスバスと斬っていくような物言いだ(笑)

 

まぁ、つまり、

そんな2人であるから、
部外者の私たちには分からない、
惹かれ合う何かもあったのかもしれない。

 

しかし
いずれにせよ、

不器用であるということすら、
なかなか周りに気付いてもらえない」ほどの、
不器用すぎる大木さんという1人の男性にとって、

 

由紀さんは突如舞い降りた女神である。

 

 

 

と、、

私は今も思っているのだけど…。

 

 

テンション下がっちゃってる大木さん、、

一体どうしたというのだろう…??

 

次回へ続く

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